2017年10月7日土曜日

【Keensレコ初『ハンドスピナーザウルス』in Pangea.2017.10/5】

 【Keensレコ初『ハンドスピナーザウルス』in Pangea.2017.10/5】
















  


2017105日、心斎橋Pangeaにて、Keensの『ハンドスピナーザウルス』の会場限定絵本付きCDの発売のイベントが行われた。
 開演と同時にkeensのメンバーが登場し、“禊”と題してぴい(Ba/Vo)SMAPの「夜空のムコウ」を熱唱し、同ライブはスタートを切った。そして、Keensが出演バンドのメンバーを各一人ずつを呼び込み紹介をするという、ユニークな幕開けを飾った


1組目のバンドは君がそうなら僕はこう



Keensが彼らの名前を呼び出してから、拍手の渦の中でライブはスタートした。煽らずとも湧き上がる拍手の中、ユーモアたっぷりのステージパフォーマンスを披露。
 アップテンポな「集客ヤバイ節」を披露したかと思えば、エリカさん(Gt/Vo)がしっとりと歌い上げた「雨の心斎橋」など、バラエティに富んだ選曲で観客を魅了した。
ラストの「恋の3.3.7拍子」では、サイツアキノリ(Vo/Gt)Keensのイクロー(Gt/Vo)が所属するワタナベフラワーのメンバー顔つき団扇を振りかざし、観客を笑わせた。機材トラブルに見舞われながらも、最後はサイツのめがねが吹き飛ぶほどの、熱いパフォーマンスで客席を沸かせたステージは笑顔で溢れていた。



 2組目のバンドはkasumi


恐らく、彼らを始めて観た人は衝撃を受けたであろう(私もその一人であった)。トモヤカシタミ(Vo)が歌い出したかと思いきや、圧巻のダンスの披露に会場が沸いた。大阪最強のニューウェーブバンドを名乗っていることにも、容易にうなずけるステージパフォーマンス。1曲目の「ワンダフルビューティフルガール」から、ボルテージは上がり続けた。そして、登場から異彩を放っていたStO(Gt)がボーカルをとった「ベリナイスパラダイス」では、会場が不思議な一体感に包まれる。客席一帯が笑顔に包まれる中で、テンポを落とすことなく上げ続けた彼らのステージは、まさしくショーのようであった。                         



3組目のバンドは大阪FUNKASTIC


The Gypsiesから改名して間もない彼らは、Keensのいわば盟友的存在。そんな彼らのライブは、とんでもなくFUNKYという言葉が似合うステージを披露。唯一無二の存在感を解き放つBig松本(Vo)を筆頭に、FUNKバンドならではの管楽器の音に、会場の温度は一気に上がった。メジャーデビューを果たした実力はもちろんのこと、会場が彼らの色に染められていく様は圧巻以外の何物でもない。メンバー6人が、熱く演奏を披露するステージはブラックミュージックに対する敬意が込められており、会場全体が心地のいい揺れに包まれる。ライブでの定番曲である「小籠包」では、まるで格好のいい英語のフレーズのように小籠包が、連呼され、会場の一体感を増幅させた。



 


 そしてラストを飾るのは、Keens



バンド紹介などで幾度となくステージ上に上がっていた彼らだが、衣装のスーツに身を包んでの登場に歓声が響く。1曲目の「でっかいハートブレイク」から、会場の雰囲気はとてつもなくポジティブなものであった。バンドメンバー3人全員がボーカルをとる彼らのステージは、常に笑顔で溢れている。アップテンポでなおかつ、ポップなロックを奏でる彼らの演奏に、会場の一体感は曲ごとに増していった。
「着こなしたい(HARD TO WEAR)」でボーカルをとった、ナオ(Key/Vo)の跳ねるようなキーボードのメロディーは、Keensにとって何よりも欠かせない音であると再認識させられた。
そして、「シャッター」「ハウス!!」と続く中で、イクローが幾度となく「ベースぴい!!」と呼び込む。Keensメンバー最年少の彼は、始終笑顔で堂々としたリズムを奏でている姿が印象深い。



MCでは、『ハンドスピナーザウルス』に付属された絵本の製本の冒頭を、イクローが読み上げた。近日発売予定の、LINEのスタンプについても言及宣伝し、楽しみな知らせに会場が沸いた。Keensの前身はイクローが始めた“イクローバンド”である。
 「全バンド楽しくやってくれたんで、ね、僕らも楽しさ・・・もういいでしょう、曲やるだけでみんなのれるでしょう!」という、彼の会場内全ての人へ向けた最高の感謝の言葉とともに「YYY」の伴奏が始まり、この日の中でも最大級の盛り上がりを見せた。


 そして、「君に届かない歌」と続き、最後は「ろくでありBLUES」で本編は幕を閉じた。そして、彼らが退場するまもなく、湧き上がった大きな歓声のもと、そのままアンコールへ。
 「ゆったりとダーンとどっちがいいですか?!」というイクローの問いに対して、会場は"ダーン"を選んだ。サポートのきよし(Dr/from,CUma)の響き渡るリドラムのリズムとともに、「泣きたい夜」がかき鳴らされた。間違いなくこの日一番の盛り上がりを見せた。



そして、最後は、全出演バンドがステージ上に上がり大喝采とともに幕を閉じた。
会場内禁煙、フードには堕天使かっきーのカレーを置き、細部にまでこだわり抜かれた彼らの今回のレコ初イベント。
抜けない余韻とともに、Keensの新たな幕開けを感じさせる夜となった。





Keenshttps://superkeen.jimdo.com/ 会場限定絵本付きCD『ハンドスピナーザウルス』発売中!

君がそうなら僕はこうhttp://kimisoubokukou.com/ 10/8ミナホ出演!20:00~BRONZEにて!

kasumi →https://www.ksm-official-fan.com/ 8/25フルアルバム&9/21ライブDVD発売

大阪FUNKASTIC→10/11北堀江club vionにてライブあり!!https://youtu.be/gOMJjSBbRoo

FOOD
天使かっきー(P5カレー)・・・P7カレーとして販売


           
 










                                                                                                                            writen by saeco hitomi






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